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くず人間の更生記録(にしていきたい)。人間初心者の個人的見解

応急処置

応急処置は非常に重要だ。

救急救命において医療従事者が来るまでにどう対処できるかが、救命の可能性を大きく動かすことは周知の事実だ。救命だけではなく、負傷した場合でももちろん重要な知識である。医療における応急処置だけではない。スポーツチームの場面でも予期せぬ問題が起こった際には応急処置が施される。応急処置とはコストパフォーマンスに優れ、本質の改善はあまり期待できないものの、その問題をある程度隠せる処置であることが望ましい。

さて今回は応急処置の重要性について話すのではない。問題が発生した時の私たちの動き方についての考察だ。応急処置というものの多くは「前もって定められているべき」だということはわかることだと思う。すぐに対処しなければならない問題を目の前にしたとき、有効で・根本につながる対応というのはなかなか思いつけない。だからある程度想定しながら、問題に対する準備をしないといけない。

だが予想していないことは起こってしまうものだ。特に新しいことをやるとき、あるいは学生生活など共有しづらいとき。そういう場合は情報が足りなくて予想できなかったり、そもそもそこまで深く考えていないこともある。そんなときの対応はどうだろうか。応急処置と言えるのか、それとも単なる付け焼刃になるのか。

難しい課題だが、まずは問題を明らかにすること。そしてwhyとhow,whatを考えて片づけていくこと。それくらいしか考えられない。時間がないなりに問題点と一度のwhy。そのあとはもう対処のフェーズに移っていかないと厳しいのではと思う。どんなに時間がなくても「どうして」という概念を忘れてはいけない。そこがないと単なる付け焼刃で問題を放置、あるいは悪化させるだけだ。だけどあまりに追及すると時間も労力も消費してしまう。その塩梅はかなり難しい。

しかし忘れてはいけないのはそこで活路を見出す人間が優秀な人材なのではなく、そのような窮地に陥ることを想定して準備できる人こそ賢い人間だということ。準備を頑張れる人間は本当に頼もしい優れた人だ。僕には残念ながらできないが、これはそういう友人を想って書いた記事。