Design My Life

くず人間の更生記録(にしていきたい)。人間初心者の個人的見解

Venture? 企業

venture 動詞:思い切って~する/危険に身をさらして~する

多くの辞書ではこのように書かれている。そこからベンチャー企業という言葉が生まれたのは自明なことだ。

さて実際にventureしている企業はどれくらいあるだろうか。友人のインターンの話を聞いているとそう疑問に感じる。大企業ではない、普通の企業というだけで「ベンチャー企業」と自称する。別にそれ以上の悪い感情は抱いていない。ただ僕が話を聞いた企業が僕の期待するものと違って違和感を感じただけ。競合ばかり見てそれでベンチャーを名乗るのはやめなよと思うだけだ。内容として次の通り。自社のサービスの改善案をインターンとして考えさせる。その前準備として他社の同様のサービスと比べることがあったらしい。どうやらその会社は理念ありきではないようだ。

一方でこちらのLifehackerの記事を見よう。超大企業Appleだ。

www.lifehacker.jp

Appleの製品は理念を基に作られる。もちろん後付けかもしれない。消費者の僕達にはわからない。だけど、理念を聞けばなるほどと思えるものしか出てこないからおそらくそうなのだろう。もしかしたらイヤホンジャックの廃止だって自分たちが先行すればある程度利益を独占できるからかもしれない。しかしそんな小さな考えではなく、自分たちの理念を最優先にしたらその選択が正しかったというだけではないだろうか。長い間iPhoneが防水ではなかったのはスピーカーの音質を守りたかったのだろうと思うし、今イヤホンジャックを廃止したのは、記事の要素に加えて防水技術が整ったこと・そして廃止しても周りの企業にLightningケーブル対応のイヤホンを作らせる実力があるからだと僕は思う。他社を参考にすることはあるだろうけど、いつだって理念は思考の中心に存在している会社だと思う。

このように企業が理念を達成するために「思い切って進める」ことこそventureだと思う。結果として失敗したり批判されることが多いから大企業はためらいがちになる。従って思い切って進みやすいのは小さい企業になりがちだというだけで、大企業でないというだけで”自称”ベンチャーと名乗ることは非常につまらない。

 理念を掲げること。その例としてstarbucksがある。彼らはミッションとして理念を掲げている。そしてその概念はアルバイトだって知っているし、それを達成しようと彼らは働く。それもすごく面白そうに。だからこんなに大衆に受けるのではないだろうか。もちろんどんな会社だって企業理念というものは存在する。しかしそれが飾りになっていないだろうか。それをもとに動けるだろうか。考えを生み出せるだろうか。理念を達成するために危険を顧みず飛び込める企業がベンチャー企業なのであって、ベンチャーになればなるほど競合に興味はないんじゃないかなと感じた。横を見たって仕方ない。理念が面白いと思うから共有したくて、客は勝手についてくるもの。信念の追求には躊躇わない。どう追求するのか、どう表現したらいいかで悩みに悩む。そういうのがプロだし、僕が見たい”venture企業”だと考える。

このブログを知人に話したことは一度もないから、おそらく読むことはないと思うけれどきっかけとなる話をしてくれた友人に向けて一応書いておこう。僕は君や君の行動・経験を否定するつもりはさらさらなくて、一般的にベンチャー企業と名乗る、実際はventureしていない会社を皮肉りたいだけだ。君のことは一切否定するつもりはない。もし読んだとしてもむっとしないでくれ!!笑