Design My Life

くず人間の更生記録(にしていきたい)。人間初心者の個人的見解

クロイヌ

非常に面白い動画を紹介する。


I had a black dog, his name was depression

 

鬱を黒い犬に例えた動画だ。

彼を倒すことはしない。逃げ出すこともしない。ただ受け止める。

彼に感謝することはできなくても、とっても素晴らしい先生だったとは思う。

 

こういう点が僕にはすごく心を動かされた。理解することは自分を救う。理解を広めることは人を救う。やろうとしないことは甘えかもしれないけど、本当にできないことは認めないと救われない。その線引きを理解すること。人は何でもできるわけじゃない。できないことにあぐらをかいてはいけないけど、理解は人を救うんだ、と強く感動した。

 

僕は自身を鬱病だとは全く思わない。自分の灰色の時間をつらいと思うけど、これが鬱だとしたら随分楽なものだ。しかし自分のつらさをoverexcitabiityによるものと仮定したり、existential depressionと考えてGiftedの本を読むこと。そうして理解していくこと。これらは本当に僕の心を救った。

気付かずに人を傷つけていたこと、それに後から気付いて自分を責めていたこと。自分の存在をいつだって考えてしまうこと。意味がないと思ってしまうと途端にやる気が抜けてしまうこと。自分の考え込んだ時の行動力のなさ。活動的な時期と思考に耽っているときのギャップ。自身のIntensityをコントロールできないこと。感情を無視できないこと。人より努力の量が少ないのにできてしまうことへの申し訳なさ。

いろんなことに理由ができた。そしてまだまだ勉強の途中だからもっと理由を見つけていける。理由が見つかれば次の行動ができる。袋小路から歩き出せる。理解は人を救うんだ。

これは自分だけじゃない。みんなを救えるとは思わないけど、僕は僕を頼ってくれる人くらいは助けてあげたい。他人を理解し、受け止めること。裏切らないという安定感を持って抱きしめてあげること。そんなに難しいことではない。

自分が学問に、そして愛に救われているから、恩返ししなくては。僕の灰色の時間は友達とは呼びたくないけれど、いつだって先生なんだ。灰色の僕は心理学を見つけてくれた。こうして心理学を勉強したこと。心理学に心から救われたこと。僕はこの学問に恩返ししたい。この救いを共有したいと強く思う。